療育diary|発達障害の息子との暮らし

発達障害グレーゾーンの息子6歳との毎日についてのこと

カメラを買っても赤ちゃんの写真を結局iphoneで撮ってしまう

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息子Aが産まれてから、写真を撮る機会が爆発的に増えた。

私は元来、写真に思い出を残したり、インスタに写真をアップしたりといったことには無頓着な人間で、息子Aが産まれるまでは、自分がこんなに写真を撮ることになるとは予想もしていなかった。

そんな私でも気付けばスマホの待ち受け画面が息子Aの写真になっているのだから、子供のもつ力は絶大である。

 

日を追うごとに何十枚、百枚と増えていく息子Aの写真をすべてスマホ内に収めようとするとメモリを食ってしまうので、Googleフォトで保存するようにしている。

パソコンの大画面で見る息子Aも、なかなかオツなものである。

また、両親や兄弟との写真共有には定番の『みてね』というアプリを使っており、スマホを買ってから間もなく、操作に慣れていない父母も積極的にコメントを残しているので、孫のもつ力も絶大である。

 

写真をより高画質で残しておきたいと思うのが親心で、息子Aが産まれて一か月ほど経ったころに、7万円程度のいわゆる高級コンデジというやつを買った。

それまではiphone7のカメラを使って息子Aを撮っていたのだが、「背景がボケた写真で撮ったらもっとかあいなるんちゃうか」と思い立ち、貯めにためたヘソクリをはたいて買った。分割3回払いで。

 

一眼レフにしなかったのは、まだ首も座っていない息子Aを撮影するには、あのバズーカみたいなナリをしたカメラは不向きだろうと思ったのと、どうせスマホかタブレットで見ることがほとんどなのだから、ボケ味の美しさといった細部までは気になるまいと思ったからだ。

とはいえ、さすがに2,3万円のデジカメだとiphoneに負ける可能性もあることは分かっていたので、上手いこと間を取って、高級コンデジという選択肢を取った。

 

ただ、表題のとおり結局iphoneでばかり息子Aの写真を撮っている。

 

理由としては、まず、息子Aが四六時中家にいることが挙げられる。

ボケ味のある写真を撮ろうにも、背景は常に見慣れた我が家のリビングや寝室であって、それがボケようがボケまいが関係ないのである。私が脱ぎ散らかした下着が転がっているような部屋を背景ボケさせても、雰囲気など出るはずもない。

たまに、息子Aにかなり接写して撮影したときには、なんかプロっぽい雰囲気の写真が出来上がるが、息子Aはデジカメのレンズ部分の出っ張りを怖がる傾向にあり、結果的に顔を真っ赤にして泣き叫んでいる写真ばかりがプロっぽい作品として残っていく。

息子Aに嫌がらせをしている変態カメラマンになったような気持ちになるので、イマイチ気乗りしないのだ。

次に、片手で持てるかどうかという違いも大きい。

いくらコンパクトデジタルカメラ、略してコンデジであるとは言え、それなりの機能性を備えた機種になってくるとスマホ並みの薄さ・軽さというわけにはいかない。

一眼レフに比べれば遥かに取り回しが利くとはいえ、膝に乗せた息子の首を片手で抱えながら、もう片方の手で操作、というのも難しい。

万が一、息子の顔や腹に落としてしまえば目も当てられない。

そして、最後の理由としては、やっぱりiphoneのカメラで撮った写真でも充分に綺麗だということだ。

こんなことをいうとカメラ好きの皆さんからはお叱りを受けそうだが、改めて高級コンデジ(お叱りを受けそうなのでメーカー名は明かさない)と、iphoneのカメラで撮った写真を見比べても、テイストの違いはあれど、どちらも充分綺麗に、私の目には映る。

ただ、そのうち息子Aが自立し、一緒に外出する機会などが増えれば、コンデジが活躍する場も増えよう。今はしばらく家で静かにしておいてもらおうかと思う。


息子Aの観察は続く。